Loading...

 光塩幼稚園では、園内に図書室があり、約2,000冊の絵本・図鑑などを蔵書しています。
 幼児期の子ども達にとって、絵本・本との出会いはたくさんの幸せをもたらします。
 人は「言葉」で考え「言葉」で伝えます。人としてよりよく生きるためには、「言葉」を豊かにすることは必須です。
 幼児期は「言葉」を育むことにおいて重要な時期です。この時期により多くの言葉に触れ、想像し心を動かす経験をすること、人間の感情のひだに触れることによって「語彙」を増やし、他者との言葉を交わす喜びを体験することによって自分とは違う世界があることを知り、言葉を使って伝えることの意味に気づき、これらの繰り返しによって豊かな言語を獲得していきます。
こういった言語獲得は一人で行うことはできません。友だちなどの同世代、親・先生など周りの大人たちとの交流の中で生まれていきます。
加えて、行動範囲・経験する機会に制約のある幼児にとっては、絵本や物語の力を借りることは大いに意味があります。見たことのないものや、思いもよらない世界を絵本や物語の世界で見ることができるというのがその一つですが、特に「自分の身近な大人の声によって届けてもらう」ということに意味が大きいと考えます。読んでくれた人、語ってくれた人の声とともにその絵本世界や物語が記憶され、一人では抱えきれない緊張を伴う物語も、自分が大好きな人の声の力で乗り越えられるのです。
これらの言語獲得を進める環境を幼稚園の中に作るためには、図書室は大きな役割を果たします。

 2022年9月から、図書室に司書の村岡純子(むらおかすみこ)さんに勤務していただいています。
 村岡さんは、週に1日(主に木曜日)に勤務していただいております。
 図書室の運営・アドバイスの他、読み聞かせ、お話会などもしていただきます。
 保護者の皆さまも、絵本のことなどお気軽にご相談ください。

<図書室司書・村岡すみこさんのメッセージ>
 このたびご縁がありまして、図書室のお手伝いをさせていただきます。
 「本と子どもをつなぐ」ことが生きがいです。
 子どもたちの幸せな幼稚園時代のために、微力ながら尽くします。
 よろしくお願いします。